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Freie Kunst
 
(自由の歌)

作詩 ウーラント/Johan Ludwig Uhland (1787-1862)
作曲 シュトウンツ/Joseph Hartmann Stuntz (1792-1859)

Freie Kunst(フライエ・クンスト:自由芸術)とは1813年に出版された詩のタイトルで、ルードヴィヒ・ウーランドのもっとも有名な作詞作品の一つ。のちの芸術至上主義に連なるドイツ浪漫主義を謳歌する時代を感じる曲で、戦前の日本では男性合唱曲「自由の歌」として盛んに歌われたようである。

Freie Kunst(英訳:fine art,pure art 和訳:純粋芸術、)
Singe, wem Gesang gegeben in dem deutschen Dichterwald
   唄え!ドイツの詩人の森で歌(の才能)を与えられた者よ、
Das ist Freude, das ist Leben wenn's von allen Zweigen schallt
   それは喜び、それは人生だ、全ての木々の枝に歌が反響したとき、
Nicht an wenig stolze Namen ist die Liederkunst gebannt
   歌の芸術は誇り少なき名前からは出てこない、
ausgestreuet ist der Samen über alles deutsche Land
   全てに勝るドイツ国の種は蒔かれる

日本語への名訳があるので併記しておく。

1)歌えいざ若人 声も高らに
褒めよ讃えよや 若き命を
褒めよ讃えよや 若き命を
愛の喜びに 心はおどり
 正義の怒りに 血潮は滾(たぎ)る
時は楽し 声も高らに 歌え若人

2)歌えいざ若人 声もほがらに
褒めよ讃えよや 自由の歌を
褒めよ讃えよや 自由の歌を
古き言(こと)の葉 いつしか消えて
 新たなる調べ とどろに響く
時は今ぞ 声もほがらに 歌え若人

訳詞:夏目利江(柴田南雄のペンネーム)

 詞の出版された年はナポレオン戦争の最終段階(撤退時期)
ベートーヴェンの交響曲第7番初演はこの年の12/8  

 試 聴:(a cappella)

日本語で歌います


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