歌劇と聞いただけで身を引いてしまう我々には馴染みのないオペラですが、コマーシャルソングではよく耳にする曲です。
作曲したドリーブ(Clément Philibert Léo Delibes, 1836-1891)はフランスバレー音楽の父、と呼ばれているようですが、バレー「コッペリア」で知られている作曲家です。その他の演目はなかなかお目にかかれないので知名度がイマイチです。しかしこの「ラクメ」第一幕で歌われるソプラノ・メゾソプラノの二重唱(アリアではありません)はきっとお聞きになったことがあるでしょう。
その美味しいところだけをつまみ食い、フランス語は分からないので、「♪ららら・・・」と歌ってもらいました。女声の美しい二重唱が花たちのお喋りにもきこえて春を謳歌しているようにきこえるのは私だけでしょうか?
内容はフランス語だからお手上げです。東洋趣味が持て囃されていた19世紀末に上演されたオペラで、イギリス統治のインドが舞台。イギリス人将校と高僧の娘との恋愛悲劇です。その中でヒロイン(ラクメ)と侍女との二重唱
"Viens,Mallika...Dôme épais le jasmin (Flower Duet)"
「おいで、マリカ・・・ジャスミンが咲くドームへ(花の二重唱)」です。
意訳 出典:< http://okwave.jp/qa/q2969821.html >
ジャスミンとバラが美しく咲くアーチの下 花咲く岸辺を下りましょう。
ゆっくりと漕いで、小鳥の歌う岸辺にゆきましょう。
白いジャスミンが私たちを呼んでいます。