菅原 栄蔵(すがわら えいぞう)

(? - ?)


大変資料の少ない建築家である。
東京美術学校出身で、フランク・ロイド・ライトの設計(たぶん帝國ホテル)の手伝いもしたようである。
しかし公には師弟の関係はないようだ。
今は取り壊されてしまったが旧新橋演舞場の設計で好評を博し、当時の「大日本麦酒」(サッポロ・アサヒの前身)社長に見いだされ、銀座と演舞場を繋ぐ地にビアホール計画を任されたという。
このビアホールは現在でも銀座で愛されていて、当時のインテリアがそっくり残っている。
隅々まで「ライト風」で纏められ、昭和初期の雰囲気を今に伝えている。
【代表作】
旧新橋演舞場
駒沢大学図書館(現在は駒澤大学禅文化歴史博物館)
ライオンビヤホール(東京銀座7丁目)


文責:(やま)


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