
20201103
京都・醍醐寺![]() 日本郵便による
「醍醐」について
三宝院・唐門広い大きな醍醐寺でも入口は一つ、「総門」をくぐると一直線の道に沿った左右の築地塀の裏側から桜がこぼれるように咲いている。 ![]() 三宝院、唐門 2019.03.31 鉛筆・パステル 左手にある「三宝院」への勅使のためにひらかれる「唐門」。右手「霊宝館」の築地塀から大きくしだれ桜がその前を覆う演出でも、この菊と桐の金ピカ御紋と黒漆の唐門と相まってなんて度派手なことか! それをやり過ごし、醍醐寺伽に入る「西大門」を目指す。 下醍醐寺 伽藍群「西大門」をくぐると目の前は桜が一杯!この時期では開花も不十分かと思っていたが、早咲きのしだれ桜が多いようで、太閤茶会を彷彿させる雰囲気だ。 醍醐寺伽藍![]() 右手の建物は拝殿 2019.03.31 鉛筆・パステル ここから「金堂」「拝殿」「五重塔」等々・・・と続く伽藍が配置されているが、桜のかげに五重塔が・・・。 五重塔![]() 2019.03.31 鉛筆・パステル ![]() 案内図 (クリックで拡大) 開基は弘法大師の孫弟子にあたる理源大師聖宝(しょうぼう)。貞観16年(874)に京都から宇治に近い山奥に草庵を結んだのが始まり。以来山頂を「醍醐山」と名付け、頂一帯を中心に多くの修験者の霊場として発展、その場所を「上醍醐」という。 醍醐天皇の菩提を弔うため、936年に建立され、951年に完成した京都府最古の木造建築物。 鐘楼堂と観音堂![]() 鐘楼堂と観音堂 2019.03.31 鉛筆・パステル さらに先に進むと朱塗りのお堂が池に映える弁天堂へと続くが、その手前の鐘楼堂で一枚。弁天堂の先は深山幽谷の予感が・・・「馬酔木」「藪椿」の鮮やかな色にハッとする。陰影礼讃だ! 三宝院(歴代座主が居住する坊・庫裏のようなもの?)醍醐の花見のハイライト! 三宝院で止めを刺す。門をくぐった瞬間、大玄関前の見事なほぼ満開のしだれ桜がお出迎えである。 ![]() 2019.03.31 鉛筆・パステル 三宝院の自慢は豊臣秀吉が「醍醐の花見」のために自ら設計して作らせた庭園といわれる回遊式庭園だが、花見の季節はその庭園よりも人が多く集まるのが、この大紅しだれ桜!太閤しだれ桜とも云われるが当然クローンだろう・・・ 参考文献: |
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