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190519

根 津


根津神社

 国民的長期休暇・ゴールデンウィークも過ぎ落ち着いた頃、ツツジの名園として知られる根津神社に出かけた。 東京の山の手地区最東端に位置し、下町の雰囲気を残す「谷根千」と呼ばれる地域にある。この地域は武蔵野台地が江戸湾に至る台地に上野不忍池あたりから北に延びる谷間(やと)であることを頭に入れておこう。

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楼門とそれに続く唐門、本殿 2017.05.09 鉛筆・透明水彩

 歴史は古いそうだが幾度もの場所換えでその辺の歴史は不明。しかし東京十社に数えられ「根津権現」とも呼ばれる。日光東照宮を代表とする形式(権現造り)の神社であり、徳川家康公の威光を放つ社である。

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奉納された鳥居が立ち並ぶ 2017.05.09 鉛筆・透明水彩

名勝とされる「つつじ苑」は境内のつつじまつりも終わり、多少寂しいツツジではあったが、境内の崖地を利用して配置した花々は見事に地形の形状を覆い尽くす。この崖地に沿って朱塗りの鳥居が立ち並び、新たな社に導く・・・

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乙女稲荷神社 2017.05.09 鉛筆・透明水彩

 根津神社から西側台地を見上げるとこの神社は崖の縁に在り、その縁に魔除けの朱を差して見守っているようだ。
ここまで来たからその台地に上がってみよう。すぐ裏は本郷の東大だから

東大・赤門
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東大・赤門 2017.05.09 鉛筆・透明水彩

 本郷通りにはすぐ出たのだが、東大の構内の広いこと!表通りを学校に沿って南下すること十町はあろうか?速歩きでも7〜8分。やっと紅い建物「赤門」に到着。上野国立博物館に移築保存されている黒門と比較してみると面白い。
 東大本郷の敷地は加賀前田家の上屋敷跡地。往時の上方へ向かうメインルート中仙道にこれだけの間口で面している屋敷の剛毅さと華麗な朱塗り門で前田家の大きさを実感する徒歩散歩だった。因みに東大・駒込キャンパスは同じ前田家の下屋敷跡地だとのこと。東大と前田家との関係は何だったのか?次なる疑問がわいてくる・・・


参考文献:
 


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