
![]() 将軍お上がり場から東京湾を望む 遠方はベイブリッジ 鉛筆・透明水彩
浜離宮恩賜庭園江戸城の「出城」でもあったかつての徳川家の庭園で、潮入の池と二つの鴨場を今に伝える。 昔はこの近くの旧芝離宮恩賜庭園や、清澄庭園、旧安田庭園なども潮入の池だったのだが、現在はこの「浜離宮恩賜庭園」だけがその形を残している珍しい庭園だ。 お花畑![]() お花畑から汐留再開発地域を望む 新橋・汐留方面に近い「大手門」からはいるとすぐ目の前に広がるのがこの「お花畑」。一年中花が綺麗だそうが、訪れたときはきばなコスモスが一面に咲いていて見事だった。 ・・・・・ 2014年のまだ残暑厳しい折に、黄花コスモスが咲いているというので出かけてみた。 ![]() 2014.9.13 鉛筆・透明水彩 今年(2014)の夏は暑かった! その影響からか?目的の「黄花コスモス」は終わりかけていた・・・が、本家「コスモス(秋桜)」はボチボチ咲き始めていた。 ・・・・・ 横堀水門![]() 横堀水門 2006.9.22 鉛筆・透明水彩 東京湾の水位の上下に従って水門を開閉し、池の水の出入りを調節している。 潮入の池![]() 2006.9.21 鉛筆・透明水彩 最近再開発された汐留地区のビル群がすぐそこまでに迫っている。 高層のビルの並びがさしずめ現代の東京を城郭都市のように思わせ、海風を市街地に呼び込む障害になって都心のさらなるヒートアイランド現象に一役買っているのでは?と指摘されているのは周知の通りだ。 中島の御茶屋![]() 2006.9.21 鉛筆・透明水彩 1707年(宝永4)以来、将軍をはじめ御台様、公家達がここで庭園の眺望を堪能した休憩所。 鴨場庚申堂鴨場と新銭座鴨場の2つがある。前者が1778年、後者が1791年の築造という古いもので、池は大きな土手と鬱蒼とした林とで一般コースからは遮断されている。いわばバードサンクチュアリのようになっているので、訪れた人の目に触れることはないのだが所々に防空壕のようなものがあるのに気がつく。これが鴨を捕獲するときに使う覗き小屋なのだ。 ![]() 引堀先端にある覗き小屋 鴨池の中には人になれているアヒルを常日頃飼っていて、渡り鳥である野生の鴨が警戒心が強いながらも池で羽を休める。 餌付けされたアヒルの後のこぼれた餌に警戒しながらもありつき、徐々に一緒に生活する。 ![]() 鴨引き堀(左) と 覗き小屋(右) の断面 ちなみに捕獲した鴨は全て野生なので、生態調査の為、足環をつけて放鳥しているとのこと。そして宮内庁の鴨猟パーティーで食されるのは「合鴨」とのことだ。 Mozilla, Chrome, Opera & I.E. に対応(20150123) |
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