飯能まつり

毎年11月の第一土・日は「飯能まつり」とのこと。日曜日は山車が辻辻で囃子の競演(引き合わせ)があるというので、子供の時の記憶が懐かしく小雨にもかかわらず出かけてみた。

絹湛の前で山車　2015.11.08　鉛筆・透明水彩

　素戔嗚尊(すさのおのみこと)像や神武天皇像を飾る山車に倣って、神功皇后像を頂く絹湛前の山車・・・と、雨でなければこうなるのだが、あいにくの天気で飾り人形はここの店に飾られてあった。だからこのスケッチは半分空想。
　しかし嬉しかったのはここの軒に注目!　「軒花」といって、お祭りの時に軒先に飾る花が施されていたのだ。花といってもこの時期だから極彩色の「紅葉」。お釈迦さんの花祭りに飾られる花は、わけの分からない造花だが、黒漆喰の見世蔵に映えたこの紅葉は見事でした。

当番町の山車　2015.11.08　鉛筆・透明水彩

　今年の当番町の山車は一段と元気で、主要道路の四つ角を一人占め。そして笛、鉦、太鼓の囃子。これを「シャギリ」というそうだが、さらに山車の前を占拠する若衆たち。厳密には、きれいに着飾った少女達がこれ又揃いの扇子を手にして威勢よく掛け声合わせる。それに答えるお囃子衆。小雨降る空模様もその様子に驚いてか？やがて止んできた。

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