平林寺

9月の敬老の日・春分の日を纏めて秋の連休とし、国民にとって大変喜ばしいこの頃。(老兵には関係ないことだが)
医者の許しもでたことだし、久しぶりにサイクリング。 新宿から所沢までぶらぶらと不義理をしている墓参りを目論む。しかし道路事情は昔とは大違いでこの日は途中の野火止で断念。

総 門
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平林寺・総門 2015.09.22 鉛筆・透明水彩

はや、半世紀以上になるが、少年時代によく訪れた「平林寺」。当時の川越街道はおっとりしたもので子供たちの自転車通行が可能だった。よく来たのがこの寺の裏に続く雑木林。時々境内に迷い込むと廃寺のような建物があちこちに・・・。

 当時は「この雑木林が武蔵野の原風景なのだぁ!」と思っていた。幼い知識である・・・・。
大岡昇平の「武蔵野夫人」は台地の脇から流れ出す水辺のある地域が舞台だが本当の武蔵野風景ではない。「田無」という地名が表すように、農耕には不自由する土地だったのだ。「所沢には嫁やるな」というのは先人達の言い伝え。左様に水に不自由する土地なのだ。そんな地域に江戸時代の画期的な公共事業!玉川用水に便乗して引かれた「野火止用水」、それに隣接するようにして建てられたのがこの「平林寺」だと記憶している。
この機会に平林寺の全容を調べてみたい気になった。(観光地化したのが気にはなるが・・・)


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