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190519

北国街道


 天気に恵まれたゴールデンウィークに、軽井沢に出かけた。軽井沢の先に「追分」という駅名もある集落がある。中仙道から越後に至る「北国街道」の分岐点として賑わったという「追分宿」だが、今は軽井沢の一部の地名として名ばかりを残している。

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 2017.05.05 鉛筆・透明水彩

 ここ「御代田」の地区では堂々とした浅間山が直下の集落を静かに見守る。

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 2017.05.05 鉛筆・透明水彩

集落を離れるとポツンポツンと別荘が・・・コブシ・桜が一斉に咲き・・・見え隠れする。

海野(うんの)宿

 北国街道は軽井沢の《追分宿》から《小諸》・《田中宿》を過ぎるとこの《海野宿》へ。信濃鉄道の「田中駅」と「大屋駅」の中間地点にある。

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 2017.05.04 鉛筆・透明水彩

 まだ宿場町の取っ掛かりの場所らしいが街道を流れる用水路・石橋・柳や松の並木・・・。この先が予感される!

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 2017.05.04 鉛筆・透明水彩

 こんな建物が連なるが、どう見ても江戸時代のものではない。屋根上の高窓は、明治期には千曲川への傾斜地は養蚕が盛んだった様子を想像させる。

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 2017.05.04 鉛筆・透明水彩

 スケッチ歩きの後をついてくる子供二人。 「♪笹舟はいりませんかぁ〜〜」
観光客はほとんどいない通り道。ついに私の前で店開き!
・・・この町はどの辺が中心なの?・・・   教えてあげる〜!
さっさと進む歩みを遅くしてもらって案内役をお願いした・・・

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 2017.05.04 鉛筆・透明水彩

 この神社のような建物は何だ!
子供たちは全く興味なく、周りに「♪笹舟いりませんかぁ〜〜」

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 2017.05.04 鉛筆・透明水彩

 神社風建物が蔵になって登場!
蔵が表に面しているのは大火時の延焼予防対策か? 腰壁は「なまこ壁」となっているのが一張羅の証。

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 2017.05.04 鉛筆・透明水彩

 ようやく中心部に来たようだ!
連なる建物のオモテはどれも店を前面としたもの。どのような取引?商売?・・・計り知れない。
どの建物も様々な延焼防止の「卯建」が備えられていて街並みが壮観だ。 道の反対側には「本陣跡」と謳っている建物もこの辺り。もしや夜を賑わす花街でも・・・と想像をふくらます。
子供たちにはこの辺でお別れ。「売り上げはどうするの?」 答えは、子供たちのつくっている「ツリーハウス」の資金にするという! おもわずワンコインをカンパしたら、笹舟一艘をプレゼントしてくれた。

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 2017.05.04 鉛筆・透明水彩

 この宿場の端まで来てしまった。かつての茅葺屋根・養蚕家屋が建ち並ぶ・・・
この宿場町の再度訪問を期して隣の神社(村の端に位置している)を詣でて後にした。



参考文献:
 


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