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190519

南高麗 (sub-title)


畑の煉瓦巻きトンネル

 今日は恒例の山里音楽会?いつものコースを外れて新しい道を辿った。
前から気になっていた伝説(?)のトンネルを通っての道である。
前調査ではクリーンセンター脇からの道で行けるはずが??その道が見つからず、工事中の方に尋ねてもご存じない・・・?何のことはない、工事柵で塞がれていたのだぁ!

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飯能側のトンネル入口 2017.03.31 鉛筆・水彩

 入口には煤・埃だらけの立て看板(下記参照)で概要をつかみ、期待を胸に進むと!ありました!!
立派な煉瓦造りのトンネルである。路面はコンクリート舗装?で、天井からは湧水も見られず、クラックも無し。現在でも十分使用されていてもおかしくない現状である。

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青梅側のトンネル入口 2017.03.31 鉛筆・水彩

 青梅側に出て気が付いた。あらあら・・・こちら側では湧き水が泥道にしている。
 明るいところでわかったこと。腰高まではイギリス式?フランス式?不確かだが厚さ一尺程度になる積み方で、それから上部の半円を描く部分は長手積み(半枚積み)を三段にして一尺程度の厚さにしたものと思われる。
 両入口とも煉瓦造のシリンダーシェルむき出しで、両端部を補強、装飾する壁柱、翼壁や笠石もなく、上部の壁は青梅側は煉瓦造、飯能側は玉石積みとしている。況んや扁額も不明のシンプルなもの。
 この道を下ると下畑・上畑・南高麗と続く道・・・これがなかなか良い道で、散歩道として利用したら最高のものとお勧めしたい!何しろ自動車ではトンネル通過は難しいであろうから・・・・

 
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トンネル入口に掲げられた立て看板(画像処理) 2017.03.31 鉛筆・水彩

 説明には明治41年着工とある。日本の煉瓦は明治20年(1887)に同じ埼玉県、深谷市に日本煉瓦製造会社として日本初の機械式煉瓦工場が設立されている。その煉瓦を使ったものなのだろう。 戻る↑

南高麗の里

 埼玉・東京の県境に「南高麗」という地域がある。
今回の演奏前散歩はちょっと足を伸ばして演奏会場よりかなり山懐に入ってみた。

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長光寺総門 2017.03.31 鉛筆・水彩

 時間的制約があるので今回は偵察程度と考えていたが・・・何だ!この総門は!!
こんな山奥でこのように立派な建物が残されているのに感動!!
表の総門に続き楼門、中雀門、本堂と一直線に続く配列は典型的な曹洞宗伽藍の配列である、と説明が添えてあった。屋根は銅板葺きだがかつての茅葺屋根の形を継承しているものと理解する。又の機会を期してこの先にある富士浅間神社の大木「滝の入タブの木」に向けて歩を進めた。

 タブの木探しは大変!神社の裏山を登山すること小一時間?スケッチはパスして早々に下山。

 
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名前の判らない花 2017.03.31 鉛筆・水彩

 遠くまで歩きすぎたので戻るにはバスを利用、停留所の傍で見つけた名前の知れない花々!!
葉はイチリンソウ・ニリンソウにそっくりだが花は閉じた形、明るくなれば開くのだろうか?


参考文献:
 


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