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立川崖線に沿う野川

野川の源流

 多摩川に注ぐ「野川」という川がある。多摩川と比べたらはるかに小さな流れだが、武蔵野台地の南端を縁取る川で、都市化の進んでしまった大都市には珍しい自然いっぱいの貴重な川だ。

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西国分寺駅近くの「姿見の池」にはカワセミも見られた。このときは黄菖蒲が真っ盛り 2012.5.24

 最近にわかに騒ぎ出している大地震ニュースで知られている「立川断層」をご存知だろうか。青梅・飯能・辺りから府中近辺にかけて断層があり、それに付けられた名称である。それがいくつかの崖線になっていて、武蔵野台地にしみこんだ水が崖線に沿って水が湧き出てくる。そのため大昔から水源地を求めた動物・もちろん古代人も集まる地域であった。それを集めた川の一つが「野川」と云うわけである。

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左手の茂みが真姿の池、正面崖に突き当たるところが湧水群の一つで、この用水路の源泉。 2012.5.24

 国分寺近くには野川の源泉は一つだけではなく沢山見られる。一番有名なのが「真姿の池」らしいのだが、池の真ん中には祠があり、淀んだ水は決してきれいだとは思えない。しかし小川の水はきれいな流れで、生活用水に使われている風景は現代の生活を忘れさせてくれる。「お鷹の道」と云う名で知られる散歩道は、この小川に沿って始まる。

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国分寺市の今の国分寺 2012.5.24

 国分寺というと、奈良時代の大伽藍を思い浮かべる。しかしその面影は今はなく、残された礎石で場所を印すのみ。その寺を偲んで建てられたものなのだろうか、こんな寺を見つけた。「武蔵国 国分寺」と云う文字が刻まれた門柱がそれを表している。寺跡とは比べものにならない規模ではあるが辛うじてその名を留めている寺である。

 

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今の国分寺楼門 2012.5.24

 その寺を飾る(?)楼門は今の国分寺と同様に、はるか後世になってから建てられたもの。(詳しくは東久留米の寺からの移築)

 以降、野川を下って歩いてみることとした。(to be continued.....)

野川

 野川の源流を訪ねた続きです。最上流から川を下ってみようという試みの最初の部分だけで、その後がなかなか続きません。梅雨の合間を見てチャレンジしてみるつもりですが・・・・。

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 2012.5.24

 まだ「野川」というより「お鷹の道」脇の「小川」とでも云うべき小さな流れ。

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不動橋 2012.5.24

 「お鷹の道」を過ぎると三面張りの堀状態となり、国分寺街道に近づくと立川断層の崖線が迫ってくる。

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 2012.5.24

 不動橋に立って川上を見ると、右手にハケ(崖)が迫っているのがよく分かる。

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遠くに見えるのは箭真舳橋(やまべばし) 2012.5.24

 西武多摩川線手前の「野川公園」まで下って、後ろを振り返ると崖線が遠景で認識できる。それにしても難しい名前の橋だ。どうしてこんな名前を付けたんだろう・・・。

 元気が出たら更に進んでみる予定ですが・・・・・?


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