シンボルロード
永代橋方面から葛西橋通りが浦安駅前を通り旧浦安の主要道路「やなぎ通り」となり、首都高速湾岸線を越えると、新しい浦安の主要道路「シンボルロード」と名前が変わり海岸沿いの総合公園につながる。電線・電柱は埋設し、両側は街路樹一杯の散策路・歩道・自転車道という広い道路である。
郵便局前のポスト 2011.3.27 鉛筆・透明水彩
大型店舗の建ち並ぶこの道路を中心として、3月11日の東日本大震災で大々的に液状化現象が起こり、地面から吹き出した砂の山があちこちに見られる。しかし一見しただけではシンボルロードの広さに目を奪われ、その道路全体が地盤沈下しているのだから被害はその程度かと思ってしまう。しばらく観察しながら歩いていくと、地盤は地割れ、陥没、道路は波打ち、マンホールは地面から飛び出し、住宅や電柱は大きく傾くという悲惨な状況に気が付く。左図の交差点に建っていたコンビニエンスストアは約3/100の傾き、店舗の道路面側30cmほども下がる傾きようだ。ほとんどの建物の外周は地盤が下がることにより接続されていた上下水道管が切断され、給水は復旧されても排水できない状態がしばらく続くようだ。
3月21日時点で水道断水約4,000戸、下水道使用制限約11,900世帯、都市ガス供給停止約5,800件、市は被害額734億円と推計しているそうだ。
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