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ぼたんくさぎ(牡丹臭木)

sketch

板橋・赤塚植物園にて 09.07.11 鉛筆+透明水彩

 クサギの花はアゲハ等の大型チョウを追い回していた子供の頃を思い出させる。牡丹臭木と違って原野のクサギは花の纏まりも疎らで、もう少し白かったと記憶している。藪の中をかき分けていくと何となくゴマの薫り(?)がするのは、この葉が擦れた匂いである。この歳になってクサギとは「臭木」と表記・悪臭を放つ植物と知ったが、ひょっとしたら漢名の一文字「臭」に拘ったからではなかろうか。ものの価値観とは最初の思い込みで如何様にも変わってしまう一例かも知れない。
 上に掲載の牡丹臭木は中国から伝わった園芸種で、遠目には紫陽花を思わせるほど見事に半球状の花を咲かせる。


ぼたんくさぎ(牡丹臭木)

 熊葛(くまつづら)科
落葉、広葉、低木
別名:ヒマラヤクサギ(ひまらや臭木)、ベニバナクサギ(紅花臭木)、クスダマクサギ(薬玉臭木)
英名:Harlequin glory bower, Peanut butter shrub
似た花:「くさぎ
漢名:臭牡丹樹
原産:中国南部,印度北部



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