ボザール様式(American Beaux-Arts)


 エコール・デ・ボザールで学んだアメリカの建築家は、古典様式に忠実な作品を多く残した。特に19世紀末から20世紀初め、ヨーロッパではアールヌーヴォーなどモダンデザインへの傾向が見られたが、アメリカでは古典様式系の建築様式が流行しており、これをボザール様式(アメリカン・ボザール)と呼んだ。当時その背景として、MITの建築学科でボザール帰りの建築家が教鞭を取っていたこと、シカゴ万博でボザール様式が好評だったことなどがある。
列柱を並べた記念碑的な(大げさな)デザインも多い(例:アメリカ自然史博物館)。
日本でも三井本館(1929年)、明治生命館(1934年)などにその影響が見られる。


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