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あやめ(文目・綾目)

sketch

<東京・光が丘にて 07.05.09 鉛筆+透明水彩

「いずれ文目か杜若」・・・・区別できない喩えだが、元来はサトイモ科の(端午の節句に用いる)菖蒲の葉の付け根の様子が交互に生えている綾目模様を見て、この種の植物一般の名称を「あやめ」と呼んだ。
「はなしょうぶ」と同様に大変日本情緒たっぷりの花で古来から書画で親しまれているのだが、よく見るとなかなか彫刻的ではないか!
ということで彫刻デッサン風になってしまったのは単なる言い訳・・・・

  • 「あやめ」の花びらには網目模様があり、この綾目模様を頼りに判断すれば間違いない。また乾いたところで育つ。

  • 「あやめ」の仲間の「はなしょうぶ」は上記の 菖蒲 とはちがってあやめ科に属する花をつけるものをいい、花びらには網目模様はない。葉は 菖蒲 と同様に主脈が太いので「しょうぶ」の名前がついている。

  • 「かきつばた」は花びらに網目模様はなく、水中、ないし水辺に生えているので区別がつく。

因みに茅葺屋根に生やす「あやめ?」は「いちはつ(一初)」で乾燥に強い種類。あやめの仲間では一番先に咲くことからの名称。

■ JISでの定義色

あやめ色(JIS慣用色名)

かきつばた色(JIS慣用色名)


あやめ(文目・綾目)

 文目(あやめ)科
英 名:Blood Iris
似た花:「ハナショウブ」「カキツバタ」「キショウブ」「ジャーマンアイリス」
原産地:?



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